平成26年10月15日 日本酒発祥の地とされる兵庫県宍粟市一宮町にある
「庭田神社」にて野燗炉復活の儀式を執り行なってまいりました。
この庭田神社は、日本酒発祥の地とされており約2500年前に建立された神社です。
御由緒 播磨国式内社より引用
「播磨風土記に大名持大神(大国主大神)が国土経営の大業をなされ伊和の地で
最後の交渉を終えられた時、其の大挙に係わった諸神を招集して酒を醸し山河の
清庭の地(庭田神社)を選びて慰労のため饗宴をなしたとされる。」
「また、もとは、庭酒神社と呼ばれており、庭というのは宮中を表す字で、
庭の酒、宮中に納める酒の神社という意味であった。」
「播磨風土記には、庭田神社の裏にあるぬくい川に米を漬けていたところ
カビが生えておいしいお酒になったという記述がある。」
「米で作った酒(日本酒)に関する日本でもっとも古い記述で、
日本酒のルーツは庭田神社であるといわれている。」
下記がぬくい川
この日本酒発祥の地とされる神聖な地で野燗炉の復活の祈願を行いました。
江戸時代に作られた野燗炉と今年復活した野燗炉と奉納。
神主さんからの復活の祝詞を頂きました。
式も厳かに執り行われ、無事終わらすことが出来ました。
ちなみに、この庭田神社では、樹齢約1000年くらいの天然記念物の杉があります。
「野燗炉文化」もこの杉みたいに、長く太く育てて行きたいですね。